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健康ハイキング「秋の尾瀬」実施へ向けての下見

6月9日(月)、秋(10月)に予定されている健康ハイキング「秋の尾瀬」の実施に向けて、実踏(実地踏査)前の有志による下見が行われました。健康ハイキング委員会の西田副委員長をはじめ、神原、伊藤眞美、阿部、谷井の委員会メンバーに広報の大川が加わって計6名です。6時に赤羽駅の東口と西口を結ぶガード下に集合。神原さんが8人乗りのマイカーを提供しドライバーも務めて下さり出発しました。首都高から外環、関越自動車道に入って赤城高原SAのトイレ休憩まで1時間30分。そこから尾瀬・沼田ICの出口までは指呼の間です。

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120号線を走って尾瀬・戸倉の駐車場着が8時45分。この先はマイカー規制がありますので乗り合いバスに乗り換えです。左から谷井、伊藤、神原、西田、阿部の健康ハイキング委員会のメンバー。

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乗合バスは25分間。くねくねと山道を登り尾瀬の入口「鳩待峠」着です。目の前には標高2,228.1mの至仏山が雪を残しています。

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この日は時折晴れ間は覗いたものの雨具は離せない1日でした。ブナ林の中を、割石や木道で整備された道を山ノ鼻まで一気に下ります。月曜日でしたが尾瀬ケ原にとっては今がトップシーズン。何組もの団体ハイカー達とすれ違いました。

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林の中を流れる清流。雪解け水と雨を集めて勢いよく流れます。木道脇にも残雪がまだありました。雨で滑る木道を慎重に進みます。

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この清流は上から読んでも下から読んでも「川上川」です。

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お待たせしました。尾瀬といえば「水芭蕉」。木道の脇にちらほら出現です。ところどころに群生も見られます。水芭蕉の時期としてはギリギリ間に合いました。

♪ 夏が来れば思い出す、はるかな尾瀬遠い空。水芭蕉の花が咲いている..♪

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水芭蕉以外にも尾瀬で見られる数多くの山野草。しばらく木道脇の花図鑑をお楽しみください。

エンレイソウ

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ツルアジサイ

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ムラサキヤシオツツジ

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オオバキスミレ

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コミヤカタバミ

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シラネアオイ

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尾瀬は12月から5月までの半年間が冬と言われます。残りの半年間で春、夏、秋の3シーズンが到来します。ですから、1~2週間単位で咲く花が次々と変化して様々な自然の移り変わりに触れる事ができます。

ところどころにある熊よけの鐘。山桜も今が満開です。

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鳩待峠から1時間弱で3.3kmを下り、山ノ鼻に到着です。ロッジや休憩所、トイレが設置されています。尾瀬のトイレは有料です。ハイカーの心付け(チップ)で浄化槽が完備されたステンレス製の清潔な水洗トイレが使用できます。

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山ノ鼻を出発すると目の前に、日本最大の湿地帯が広がります。時折晴れ間も出て明るくなったり、雨雲で真っ暗になったり雨具が離せなくなりました。山間からはウグイスとカッコウの声。湿原からはカエルの合唱がうるさいほど響きます。正面が東北地方の最高峰2,356mの燧ヶ岳(ひうちがたけ)です。見渡すと、いたる処に水芭蕉の群生が観られます。尾瀬の醍醐味ですネ。

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振り返ると至仏山。尾瀬ケ原は真夏でも木陰がありません。

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牛首分岐まで2.2km、竜宮小屋までも2.2km。4.4kmの木道を1時間で進み竜宮小屋に11時45分到着して昼食にしました。

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竜宮から北へ1.5kmでヨッピ吊り橋(傘をさしての記念写真です)。 吊り橋から西南へ2.3kmで牛首分岐に戻ります。

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ここで再び木道沿いの尾瀬花図鑑です。
ヒメシャクナゲ

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ショウジョウバカマ

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 ヤマドリゼンマイ

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ワタスゲ

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ミツガシワ

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チングルマ

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オオバタチツボスミレ

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牛首分岐からは往路と同じコースで復路の木道を山ノ鼻に戻り、山ノ鼻からは鳩待峠への最後の登り3.3kmが待っています。健脚6名は、1時間半の時間を予定した登りをわずか55分で踏破するスピード違反(?)。鳩待峠に15時45分に戻りました。

此処で皆さんにご注意とお願いを。自然の宝庫尾瀬は国立公園・特別天然記念物に指定されています。木道を離れて湿原に立ち入る事は禁止されています。

また写真を撮る時は、木道の前後や、対向のハイカーとの距離を十分確認して、撮影の為に渋滞を引き起こさないよう十分注意するマナーが必要です。

16時30分に尾瀬・戸倉駐車場を出発して帰路に就きました。赤羽に戻ったのは19時15分。今日の一日の歩数は29,717歩でした。

今後、10月の実施に向けて秋口にもう一度「実踏」を行い、その後北区民の皆様にご案内いたします。秋は何といっても紅葉です。白樺、ブナ、楓などの広葉樹が山肌を赤や黄色に染め上げます。湿原の紅葉は「草紅葉」と言って、青い空、赤や黄の山肌、黄金の絨毯が素晴らしい景色を作り上げます。今後のHPやポスター、北区ニュースなどにご注目下さい。

 報告:広報 大川